論文名:
Multimodality Fusion Imaging of Subclinical Systemic Right Ventricular Remodeling in Congenitally Corrected Transposition of the Great Arteries
著者名:
Toshinori Saitou, Tadao Aikawa, Kazunori Omote
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内容は以下の通り
修正大血管転位症(ccTGA)は、生まれつき心臓の構造が通常とは異なる非常にまれな先天性心疾患です。この病気では、本来は肺へ血液を送る右心室が全身へ血液を送り出す役割を担うため、長い年月をかけて心臓に負担がかかり、心機能が低下することがあります。しかし、症状が現れる前の段階で心臓の変化を見つけることは容易ではありません。
本症例では心エコー、心臓MRI、ならびに脂肪酸代謝を評価する¹²³I-BMIPP心筋シンチグラフィを組み合わせたマルチモダリティ画像診断を行いました。その結果、心エコーでは比較的保たれていると評価された右心室機能が、心臓MRIでは低下していることが明らかとなりました。また、¹²³I-BMIPPシンチグラフィでは、MRIで見られた心筋線維化の範囲よりも広い範囲に脂肪酸代謝異常が存在することが確認され、心筋線維化が明らかになる以前の心筋障害を捉えている可能性が示されました。
これらの結果から、心エコーのみでは評価が難しい全身右心室機能を、心臓MRIや¹²³I-BMIPPシンチグラフィを組み合わせて評価することの重要性が示されました。特に、¹²³I-BMIPPシンチグラフィは心筋代謝異常を早期に捉える可能性があり、将来的には心機能悪化の早期発見や適切な経過観察につながることが期待されます。
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