北海道循環器病院の働き方改革について
我が国は2024年までに医師の過重な労働条件を改革しようと国を挙げて取り組んでいるところですが、当院では医師はもちろんのこと全職員の働き方改革に取り組んでおります。即ち、8:45~17:15の間はしっかりと働き、その後は自分の時間として大切に過ごして貰うのです。業務を見える化することにより、仕事の密度を高めることが出来ます。職種間で意思の疎通を図り、互いを思いやることで業務の無駄を省くことができます。取り敢えずは、残業時間の短縮を目安として業務の改善に取り組んで参りますが、改善の結果はホームページで公表します。
社会医療法人 北海道循環器病院
理事長 大堀 克己
具体的な取り組みについて
当院は全職員が働きやすい職場づくりを目指し、外部のコンサルティングを導入し働き方改革プロジェクトをスタートしました。全職員に対する意識調査や多職種チームを対象としたコミュケーション研修などを通じて働きやすい職場づくりへ向けて組織改革を進めて参ります。
取り組みの紹介
全職員へのアンケートを実施
2020年には医師を含む全職員を対象に働き方についてアンケートを実施し現状把握を行いました。現状の認識と今後職員間のコミュニケーションの重要性が明確になりました。
職員のアンケートより(一部抜粋)
- 各部署の仕事内容の相互理解が不足している(コメディカルスタッフ)
- 各部署の連携・現場と管理職の垣根をなくす必要がある(医師)
- 管理職同士で悩みや意見交換をできる場を作る(コメディカル)
- 医師がコメディカルの相談にのったりするような場が必要である(医師)
- 他部署とのコミュニケーションがとりやすい(コメディカル)
- コメディカルのレベルが高い。接遇も素晴らしい(医師)
グループワーク研修
主任以上の役職者、医師を対象に外部講師を招きグループワーク研修を実施しコミュニケーション、チームビルディング、コーチングについて学びました。
ロールモデルとしての多職種チーム活動
多職種で構成されている心不全チームをモデルチームとし、チームビルディング研修を実施しました。