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睡眠時無呼吸症候群(SAS Sleep Apnea Syndrome)
一晩の睡眠において1時間あたり、15回以上、無呼吸や低呼吸(AHI>)を生じる、または、睡眠1時間にあたり5回以上の無呼吸・低呼吸状態(AHI>)があり、それに加えて日中の眠気、倦怠感、中途覚醒などの自覚症状を伴うものをいいます。 無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index):AHI
睡眠1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数
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生活習慣に関すること
見た目の特徴
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健常人であっても仰向けで寝ると重力により、舌や軟口蓋(のどちんこ)が気道を狭くしてしまいます。また、睡眠中は、筋肉の緊張も緩んでしまいます。 以下のことでも気道が狭くなったり、塞がってしまいます。
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このような疾患には睡眠時無呼吸症候群が合併している可能性が高いです。
当院で2019年1月~7月の6か月間で、緊急に経皮的冠動脈形成術を行った狭心症の方26名について検討したところ、無呼吸低呼吸指数(AHI)は、平均16.0と高値であり、睡眠時無呼吸症候群の合併率は84.6%でした。
米国で一般住民を対象に行われた睡眠呼吸障害の大規模研究「ウィスコンシン睡眠コホート研究」で、SASと高血圧には明らかな関連が示されています。 血圧140/90mmHg以上、もしくは降圧薬を服用している場合を「高血圧症」と定義し、709例を対象に4年後の高血圧発症リスクを調査した結果、SASによる発症リスクは、健常人の約1.4~2.9倍になるというデータが報告されています。(※1) |
降圧薬が効きにくい高血圧を「治療抵抗性高血圧」と言いますが、この中に、SASが高率に合併することが明らかになっています。
※睡眠時無呼吸症候外来は毎週木曜日午前になります。
医療相談室で専門外来の予約を受け付けております。
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医師が診察の上、検査方法と日程を決定します。
簡易検査(自宅で行えます)
※より詳しい検査が必要な方はポリソムノグラフィー[PSG検査]を受けて頂きます(2泊3日)。
- 持続陽圧呼吸療法(CPAP Continuous Positive Airway Pressure)
- 生活習慣病の改善
マウスピース(歯科装具) | 軽度な症状に適した治療法です。装着することで下顎を上顎よりも前方に出すようにして気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。 |
外科的手術 | 扁桃腺肥大などの場合、摘出手術が有効な場合があり、軟口蓋(のどちんこ)の一部を切除する手術です。 |
SASはCPAP療法を継続することによって、血圧を下げる効果が期待できます。
CPAP療法は、検査の結果AHIが20以上の場合、健康保険の適用となります。
(自己負担額の概算:月額)
1割負担の方 | 約1,500円 |
2割負担の方 | 約3,000円 |
3割負担の方 | 約4,500円 |
※遠隔モニタリング利用の場合は別途費用がかかります
入院期間 | 本人の負担割合 | 概算治療費 | 対象の要件 |
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1泊2日 | 1割 | およそ2万円 | 75歳以上の方で健康保険を使用される場合 |
2割 | およそ3万円 | 70歳以上の方で健康保険を使用される場合 | |
3割 | およそ5.5万円 | 70歳未満の方で健康保険を使用される場合 | |
2泊3日 | 1割 | およそ2万円 | 75歳以上の方で健康保険を使用される場合 |
2割 | およそ3.5万円 | 70歳以上の方で健康保険を使用される場合 | |
3割 | およそ6.5万円 | 70歳未満の方で健康保険を使用される場合 |
※食事代、個室代は別途必要になります。
※各種公費保険により異なる場合があります。
※入院期間の1泊2日または2泊3日の日程は医師の判断で決まります。
個人情報を厳守した上であなたの情報を医師が見守っております。
(当院調べ)
- 125名(2022年実績)(当院調べ)