
2026年3月14日~15日に第16回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会が福岡県久留米市で開催され、当院のリハビリテーション科主任 理学療法士 住吉良太が発表した演題(タイトル:『口腔機能低下症は腎機能低下の独立した予測因子である:CKD 合併高齢心不全患者における縦断的検討』)がYIA審査部門でYIA最優秀賞を受賞致しました。
YIAとはYoung Investigator Awardの略称で満40歳未満の若手研究者を奨励する目的で制定された賞になります。
以下、受賞のコメントになります。
発表演題は65歳以上の慢性腎臓病を有する心不全患者さんの口腔機能低下症に着目し、口腔機能低下症を有する患者さんは、口腔機能が正常な患者さんに比べ、腎臓の機能低下の進行速度が速いことについて発表致しました。
口腔機能低下症は①口腔衛生状態不良、②口腔乾燥、③咬合力低下、④舌口唇運動機能低下、⑤低舌圧、⑥咀嚼機能低下、⑦嚥下機能低下のうち、3項目以上該当する場合に判定されます。
今回の研究では、口腔機能低下症が正常に比べ3倍程度腎臓の機能低下が進みやすく、慢性腎臓病の初期の場合ほど進行が顕著であり、口腔機能の中では①口腔衛生不良、②舌口唇運動機能低下、③咀嚼機能低下が関連している可能性があることがわかりました。
今後は口腔機能低下症が腎臓の機能低下に悪影響を及ぼすことが確認できましたので、「口腔内のリハビリテーションや口腔管理」について今以上に取り組んでいきたいと考えています。
通常のリハビリテーション業務に追加し行っている研究成果について、高く評価して頂き、今回、名誉ある素晴らしい賞を受賞することができました。大変光栄に感じております。これも日頃よりサポート頂いているリハビリテーション科スタッフの協力があってこそだと思っています。スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。また、このような機会を与えていただきました大堀理事長、大堀俊介院長をはじめ、演題発表に際し日頃より丁寧にご指導頂いております大堀克彦副院長、リハビリテーション科阿部科長、共同研究としてご協力いただいています栄養科スタッフの皆様に厚く御礼を申し上げます。

