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第44回 札幌市病院学会で当院 リハビリテーション科 主任 住吉良太 理学療法士 が札幌市病院学会賞を受賞しました。
2024.07.22

2024年2月3日(土)に札幌市医師会館で行われた第44回札幌市病院学会において、当院の 住吉良太 理学療法士が札幌市病院学会賞を受賞しました。

受賞演題及び本人コメントは以下の通り。

なお、授賞式は2025年2月1日(土)に札幌市医師会館にて執り行われる予定です。

受賞演題:『低舌圧を呈する高齢心不全患者の特徴』

当院で実施している心不全患者さんを対象とした「口腔機能評価」の中から、「舌圧」に着目し、「舌圧」と「身体機能」の関連を調査した研究になります。

研究結果から舌圧が低下している患者さんは高齢で女性が多く、フレイルやサルコペニア(骨格筋障害)、認知機能低下や栄養障害、日常生活機能の低下(ADL機能低下)を併存している割合が高いことが明らかになりました。そこで、以上をまとめ、舌圧低下は身体機能低下の一因となる可能性に関しての報告です。

本人コメントは以下の通り

当院で実施している臨床研究に対して、高く評価して頂き非常に嬉しく感じています。高齢心不全患者さんの「口腔機能」は、その後の「骨格筋障害」や「栄養障害」につながる可能性が非常に高いことが推測できます。出来るだけ早期に改善に向けて取り組むべき課題であることが徐々に明らかになってきましたので、多職種で連携しながら「口腔機能低下」に取り組んでいけるよう、いっそう精進していきたいと思います。

日頃よりご指導頂いております、大堀理事長、山崎院長、堀田顧問、大堀克彦副院長/心リハセンター長、村上心不全センター長、リハビリテーション科阿部科長、連携体制のもとご協力頂いています栄養科スタッフの皆さん、研究に協力してい頂いているリハビリ科スタッフ、検査科スタッフの皆さん、患者さんの情報提供をしていただいています病棟看護師の皆さんに感謝申し上げます。

引き続き、院内で取り組んでいきたいと考えていますので、宜しくお願い申し上げます。