栄養科
栄養科のご案内
栄養科は診療技術部門に属し、管理栄養士6名、調理業務委託職員12名で運営しています。
食事は循環器疾患においても予防、再発防止に重要な役割を持つため、栄養科では他部署と連携を図り、治療食の献立作成、栄養相談、料理教室などを通して患者さんの健康管理をサポートしています。
栄養科 理念
食を通じて、患者さん・家族の健康と幸福に貢献する。
資格・認定技師/所属学会
資格・認定
摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
静脈経腸栄養管理栄養士(TNT-D)
認定管理栄養士(臨床栄養)
- 田中 恭子
介護支援専門員
- 原田 康子
病態栄養専門管理栄養士
心不全療養指導士
- 上田 薫
所属学会
- 日本栄養士会
- 日本栄養改善学会
- 日本病態栄養学会
- 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
- 日本在宅栄養管理学会
- 日本栄養治療学会
- 日本循環器学会
- 日本心不全学会
業務紹介
入院食
患者さんの病状に合わせた食事を提供いたします。入院後に、管理栄養士が現在の食事内容やアレルギー食品の確認、口腔機能の評価を行うとともに、食欲不振の方には個別に対応しています。また季節に合わせた献立や行事食も提供しています。
栄養管理
栄養管理とは、年齢・性別・病状を考慮し、必要な栄養量を提供することですが、適切に行われることにより病気を予防し治癒を早めます。管理栄養士は、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、医療ソーシャルワーカ―等による多職種カンファレンスに参加し、栄養状態が悪い患者さんに対して食事の形態や食事量の調整、経腸栄養等について検討しています。
また心不全患者さんを対象に『心不全栄養チェックシート』を用いて、食事と検査結果の関連を調べてアドバイスしたり、自宅での食事の用意や買い物が大変な患者さんには、当院で作成した『配食サービス業者一覧表』やスーパーマーケットの『配達サービス一覧表』を用いて活用できる社会資源を紹介し、入院から在宅まで継続した栄養管理ができるよう支援しています。
栄養相談
入院
食事療法が必要な方に対しては個別にベッドサイドで行っており、患者さんの病態に合わせた内容で指導しています。さらに退院前には、ご家族も含めて栄養相談を行っています。
外来
食事療法が必要な方は栄養相談室で個別に行っており、 患者さんの病態に合わせた内容で、ご家族を含めて指導しています。その他、予防医学センター(人間ドック)、特定健診・特定保健指導の中でも栄養相談を実施しています。
月曜日~金曜日 | 午前9時~午後4時 |
土曜日 | 午前9時~午後12時 |
(初回40分、2 回目以降20分程度)
健康料理教室
自宅でも食事療法を続けられるよう、患者さん自身が調理する実技型の料理教室を月に2回開催しています。
『動脈硬化予防』など毎月のテーマに沿って管理栄養士が考案したレシピを2品作り、お持ち帰りいただきます。料理の経験がない方でも、作り方や栄養について楽しく学ぶことができます。
参加された方からは、『楽しかった。気分転換になった。次回も楽しみです』 『簡単に作れるレシピでありがたい』 『レパートリーが増えてうれしい。家でも作ってみます』などのご感想をいただき、リピーターの方も多い教室です。
現在は、外来患者さんやご家族、一般の方を対象として実施しています。
※コロナ感染予防のため、バイキング教室は中止しています。
※健康料理教室の参加は、予約制になっております。事前に栄養科へお越しいただくか、お電話でお問合せください。
免疫力を上げるレシピ
豆腐シュウマイ
豆腐シュウマイ
★ 1人分:195kcal、塩分0.9g
材料
材料 | 1人分 | 2人分 |
木綿豆腐 | 1/4丁 | 1/2丁 |
玉ねぎ | 40g | 80g |
むきエビ | 20g | 40g |
鶏ガラスープの素 | 小さじ1/2 | 小さじ1 |
減塩醤油 | 小さじ1/4 | 小さじ1/2 | おろし生姜 | お好み | お好み |
ごま油 | 小さじ1/2 | 小さじ1 |
片栗粉 | 大さじ1弱 | 大さじ2弱 |
シュウマイの皮 | 5枚 | 10枚 |
枝豆 or とうもろこし | お好み | お好み |
準備時間:20分 調理時間:10分
作り方
- 豆腐は水切りをする。
- 玉ねぎはみじん切り、エビは大きめに切る。
- [2] に鶏ガラスープの素、減塩醤油、おろし生姜、ごま油、片栗粉を加えてよく混ぜ、①の豆腐を加えてさらに混ぜる。
- [3] を等分になるように丸め、上からシュウマイの皮をかぶせ、形を整える。
- クッキングシートや白菜などを敷いた皿にのせ、蒸し器に入れて、8-10分蒸す。
料理のポイント
(1)免疫力を高める食材
(2)ポイント
※ 蒸し器がない場合は、深めのフライパンや鍋で代用できます。
蓋つきの深めのフライパンや鍋に、底が平らな深めの器を逆さに置いて台座を作ります。3-5cmほどの水を注いで加熱し、沸騰したらしゅうまいをのせたお皿を台座の上に置き、蓋をして蒸します。台座の器がガタガタする場合は、キッチンペーパーを台座の下に敷くと静かになります。
レシピ考案:北海道循環器病院 栄養科 管理栄養士 田中 恭子
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