新型コロナウイルスによる院内感染発生のご報告

 5月6日に2階病棟に重症肺炎で入院したPCR陽性患者に対してフルPPEで対応しておりましたが、5月14日に当病棟の1名の看護師が発熱と倦怠感を自覚し、PCR検査の結果、陽性となったため自宅待機としました。

 5月15日に更に1名の看護師が発熱したためPCR検査を行ったところ、結果は陰性でしたが、直ちに2階病棟に出入りしていた医師をはじめとする職員及び入院患者に対してPCR検査を実施、翌日には全患者に対してPCR検査を実施しました。この時点で院内感染が発生していると判断し、直ちに保健所の指導を要請し、その指示の下に院内のゾーニングをはじめとした感染対策を開始しました。

 5月16日に2階病棟勤務の看護助手が1名、5月17日には2名の看護師がPCR検査陽性と判明し、5月18日現在までにPCR検査陽性者は職員が4名、患者が4名の8名となっております。2階病棟及び患者の移動があった3階病棟を含めてレッドゾーンと決定し、入退院の動きは一時、停止としました。院内の感染状況が明らかになるまでは外来診療も中止にしました。

 当院を利用して下さる地域の方々、診療に協力して頂いている医療機関の皆様には多大なご迷惑をおかけすることに深くお詫び申し上げます。今後は職員一同、結束して一日も早く感染を終息させるよう努力して参ります。

 なお、経過につきましては随時ホームページなどでご報告いたします。

 

2021年5月19日
社会医療法人 北海道循環器病院
理事長 大堀 克己
院 長 堀田 大介

社会医療法人 北海道循環器病院