治療効果を最大限に高める栄養科の取り組み

当院では、管理栄養士が患者さんに安全でおいしい食事を提供することで治療効果を最大限に高められるよう日々取り組んでいます。今回はその取り組みの一つをご紹介します。
札幌市南区で無農薬、減農薬で野菜や果物を栽培している関農園さんは、農作物の栽培から販売までを新規就農者に指導する札幌市の『研修農場第1号』の農園です。こちらの農園では約5ヘクタールの畑にトマト、胡瓜、ピーマン、じゃがいも、南瓜、ヤーコン、とうきび、南瓜、いちご、リンゴなど様々な野菜や果物を育てています。
北海道は気候に恵まれ全国的にみても農薬の使用は少ない方ですが、作付面積が広く生産量の多い農家では、防虫や除草の手間を軽減し作物の形や色等の出荷基準を満たすために農薬を一定量使用することも多いそうです。関農園では多品目栽培を行うことで農薬の使用量を半分に抑え、ビニールハウス栽培で降雨による糸状菌を防ぐ、日照量に応じて水を自動で散水する設備を作るなど、安全を最優先した畑作りを行っています。
昨年より週に一度当院の管理栄養士が関農園へ出向き、トマトやなす、胡瓜などの野菜を直接購入し献立に取り入れています。生産者と直接お話することで、農家の安全への取り組みや、旬の野菜とおすすめの調理方法について学んでいます。
患者さんからは『新鮮でとてもおいしかった』『地元の野菜だとわかって安心です』と嬉しいお言葉をいただいています。
北海道循環器病院では、今後もできる限り安全な食材を使用する取り組みを行い、患者さんの健康維持に役立ちたいと考えています。
                                        (2020.8 栄養科)