社会医療法人

北海道循環器病院

• 内容及び本人コメントは以下の通り

この度、GE Healthcare MI Image Contest 2024のアイディア部門にて、Best Performance Awardを受賞することができました。受賞することができたのも、日頃からご指導およびご支援していただいております、大堀理事長、山崎院長、堀田顧問、村上心不全センター長、大堀克彦副院長/心リハセンター長、工藤技師長、診療放射線科の皆様のおかげだと感じております。

受賞内容につきましては、核医学検査の心筋血流シンチグラフィにおける画質改善方法についてです。テクネシウム(^99mTc)製剤を用いた心筋血流シンチグラフィでは、主に心筋虚血や、心筋生存性を画像にて評価しますが、心臓の近くに存在する臓器(肝臓や胃など)が心臓と近接あるいは重なってしまう場合には適切な診断が難しくなることが問題としてあります。今回受賞した画質改善の手法としては、胃との重なりを避けるために撮像前に炭酸水を飲水していただき、近年新たに登場したMasking process on Unsmoothed images (MUS法)という画像処理をさらに加えることで、明瞭な心筋血流画像となり、適切な所見を得ることができたというものです。日常臨床においても、今回のような画質改善を常に意識して検査に取り組み、より良い医療画像を提供できるように精進して参りたいと思います。

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